小学校「不動産教室」（板橋区立志村第五小学校）開催報告

　不動産教室推進委員会では、板橋区立志村第五小学校の６年生２クラスと３年生３クラスで不動産教室を開催しました。
　最初の６年生のクラスでは、「不動産について考えてみよう!!」というテーマで、「不動産って何だろう？」「不動産の不思議」「不動産に関わる専門家」という３つのパートに分けて授業を進めました。小学生にとっては初めての不動産に関する説明だったため、最初は静かに聞いているだけでしたが、国土における宅地面積の割合や、隣接するマンションと狭い道路の写真を使った高さ制限・セットバックのクイズに関しては、皆さん積極的に手を挙げて回答し、活気ある授業になりました。授業では、生活の中での不動産の重要性や不動産鑑定士を含む不動産専門家について説明しましたが、それ以外にも、街に出て周りを見渡すとさまざまな発見があることを伝えたいと考えました。
　また、３年生のクラスでは、「西台のまちについてしらべよう」というテーマで授業を行いました。まずは西台のまちに関するクイズを行い、西台のまちの特徴や都市計画法上の用途制限によってまちづくりが行われていることを説明しました後に、生徒たちは班に分かれて、模造紙に描いた地図の上にペーパークラフトの建物を配置するグループワークを行いました。グループワークでは、各班に不動産鑑定士が加わり、「みんなが快適に生活できるまち」をテーマに、まちづくりについて考えました。グループワーク終了後、各班はまちの特徴や気を付けた点を発表しましたが、「病院は骨折とかしたときにすぐに行けるから学校の近くにある方が良い」「マンションは眺めの良い海沿いが良いし、津波も防いでくれるかもしれない」といったさまざまな柔軟な発想に感心しました。グループワークでは、各班とも活発に意見交換をしており、楽しい授業になったと思います。
　当委員会では引き続き、小学生、中学生、高校生、大学生に向けた活動を展開してまいります。

11月15日　眞下 陽義 委員による授業

11月15日　金塚 麻実 委員による授業

12月6日　池田 守 委員による授業

12月6日　グループワークの様子