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活動報告

高等学校「不動産教室」(立教新座高等学校)開催報告

開催日: 令和6年11月12日(火)、13日(水)、
18日(月)、21日(木)
開催場所: 立教新座高等学校 教室
対象: 1年生(327名)

 不動産教室推進委員会では、4日間にわたり立教新座高校の1年生全8クラスの家庭科の授業にて不動産教室を開催しました。同校では今年の2月にも授業を行っており、今回が2度目となります。今回は授業を2回に分け、1回目の授業では「不動産賃貸借契約についての基礎知識」を、2回目は、「不動産投資とリスク、キャリア教育」をテーマとして、実施しました。
 1回目の「不動産賃貸借契約についての基礎知識」では、自分が大学を卒業し、新社会人になる時に一人暮らしを始めるという設定で、インターネットで検索して物件を探し、現地に行って周辺環境の確認と部屋の案内を受け、金銭面の検討をして入居申込し、その後重要事項説明を受けて契約する、という一連の手続きを説明しました。成年年齢が18歳となり、高校生にとっても、近い将来に契約行為を行う可能性があることを認識してもらえたようです。また、授業後に実施したアンケートでは、「将来、部屋探しをする際の参考となった」という回答もありました。
 2回目の「不動産投資とリスク、キャリア教育」では、前半で投資における利回りとリスクプレミアムとの関係について、お金の使いかたを考えることから始め、不動産投資のリスクと利回り、利回りと価格の関係を説明し、生徒に対して、物件を比較してどちらに投資するか、不動産の価格を向上させるためにはどうすればよいか、といった投げかけも行いました。そのうえで、不動産と株式という異なる資産についても利回りで比較することで、投資の意思決定を行うことが出来ることを説明しました。授業の後半では、不動産鑑定士という資格と役割、実際のキャリアや実施した業務などについて、紹介しました。授業後に実施したアンケートでは、「今まで聞いたことの無い不動産投資ということについて株式投資と比較して学ぶことができた」、「不動産投資や、不動産鑑定士についてよく知ることができた」との感想があり、「不動産鑑定士という仕事に興味が湧いた」、「将来、不動産鑑定士になりたいと思っていたので、頑張ります」との回答もありました。
 アンケートでは、全体的な評価として、「とても良かった」「良かった」という回答の合計が88%となり、「不動産について詳しく知れたので今後の役にたつと思った」、という回答もありました。
 当会では引き続き、小学生、中学生、高校生、大学生に向けた活動を展開してまいります。

 

竹内 啓人 委員

 

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