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活動報告

復興まちづくりシンポジウム「第10回専門家と共に考える災害への備え(復興準備編)」(参加報告)

相談事業委員会が、災害復興まちづくり支援機構が主催する「復興まちづくりシンポジウム」に参加しました。

「第10回専門家と共に考える 災害への備え・復興準備編」
~住民主体の復興を進めるために、我々ができること~

開催日時: 平成28年7月19日(火)14:00〜17:00
開催場所: 東京都庁第一本庁舎5階 大会議場

広報委員会委員 鈴木良子

去る7月19日火曜日、東京都庁にて第10回、専門家と共に考える災害への備え(復興準備編)を取材しました。これは、当会が正会員である「災害復興まちづくり支援機構」が主催、東京都が共催の講演です。

一部では東京都災害復興マニュアルについて東京都総務局総合防災部情報統括担当課長 小澤洋之氏が、基調講演として明治大学大学院特任教授 中林一樹氏が話されました。二部では東京都不動産鑑定士協会 相談事業委員会副委員長の佐藤麗司朗が熊本地震の災害状況を多数の写真をもとに説明しました。三部では豊島区町内会長も交えたパネルディスカッションが行われました。

一部の東京都復興マニュアルの説明では、『1・復興の基本的な考え方、2・復興プロセス、3・分野別の復興プロセス』の順に説明が行われました。その中で東京都の取組事例(専門家との連携事業)として平成18年に「災害復興まちづくり支援機構(本機構)」と協定を締結したことを述べました。 本取材を通して専門家として考えさせられた内容をいくつか抜粋します。

  1. 復興まちづくりでは専門家はすぐに絵を描く場合が多いが、『地元の人が希望することを』『地元の力で』するために専門家が支援するのが大事である。
  2. 難しい問題として所有者不在等による「地籍の問題」があるが、それは日頃から顔の見える関係を築くのが大事である。
  3. 復興災害時に士業が地域を超えた時の連携について、日頃からネットワークを構築することが大事である。(佐藤麗司朗)
  4. 支援力は高まっているが、同時に受援力を高めていく必要性がある。(佐藤麗司朗)
  5. 『最後のワンマイルは地元の力にたよるしかない。地域をつなぐ力は、地元の専門家に繋いでいくしかない。』(中林一樹) 以上です。

東京都不動産鑑定士協会参加者
会長:吉村真行 専務理事:北條誠一郎 監事:坂野辰 相談事業委員会委員長:吉田雅一
相談事業委員会副委員長:佐藤麗司朗、炭野忠彦
相談事業委員:船山進、末原伸隆 広報委員会副委員長:磯部達雄 ほか

熊本地震の状況について説明する佐藤相談事業委員会副委員長

熊本地震の状況について説明する佐藤相談事業委員会副委員長

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

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