「防災とボランティアのつどい」参加報告

 内閣府主催「防災とボランティアのつどい」は、被災者支援に関わる多様な関係者が相互交流・意見交換・論議することによって、災害後の支援活動の現状と課題および解決策等を認識、共有し、多様な関係者間のよりよい連携の実現に向けた機会とすることを目的とし、「連携」がボランティアを変える、というテーマで開催されました。

 本イベントでは、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長の室﨑益輝氏による基調講演の他、跡見学園女子大学教授の鍵屋一氏によるワールドカフェ形式のワークショップ、パネリストにミュージシャンのＧＡＫＵ－ＭＣ氏、ふくおかＮＰＯセンター代表の古賀桃子氏、立命館大学政策科学部教授の桜井政成氏、災害ＮＧＯ結代表の前原土武氏、内閣府防災担当企画官の後藤隆昭氏を迎えたパネルディスカッションが行われました。

 イベントの最後には、意見交換の場として交流会が設けられ、当協会相談事業委員会災害対策支援小委員長の末原伸隆氏より、平成２８年熊本地震に際して当協会が行った住家被害認定調査等の支援活動や江戸川区、西東京市、品川区と締結した「災害時における住家被害認定調査等に関する協定」を都内各自治体と締結するべく進めていること等、行政と専門士業の連携に関する取り組みについて発表が行われました。

相談事業委員会委員長佐藤麗司朗氏（右）と発表を行う相談事業委員会災害対策支援小委員長の末原伸隆氏（左）