活動activity

活動報告

南阿蘇村訪問及び住家被害認定調査講習会(開催報告)

南阿蘇村より感謝状の授与、および公益社団法人熊本県不動産鑑定士協会、一般社団法人九州・沖縄不動産鑑定士協会連合会における 住家被害認定調査講習会開催報告

■感謝状授与

日 時: 平成28年9月2日(金)9:30
場 所: 熊本県南阿蘇村役場

■住家被害認定調査講習会

日 時: 平成28年9月2日(金)11:30~18:00
場 所: ホテル熊本テルサ 2階「ひばり」

【報告】 相談事業委員会委員 末原伸隆

9月2日、公益社団法人東京都不動産鑑定士協会の南阿蘇村で行ってきた支援活動に対して、同村の長野敏也村長から吉村真行会長が感謝状をいただきました。また、同日、熊本市内において公益社団法人熊本県不動産鑑定士協会及び一般社団法人九州・沖縄不動産鑑定士協会連合会に所属する不動産鑑定士に向けて、住家被害認定調査の講習会を行いました。
当士協会では、今年4月の熊本地震で被災した南阿蘇村へ、5月から不動産鑑定士を派遣し支援活動を行ってきました。南阿蘇村には東京都を始め、全国の自治体から応援職員が派遣されてきていましたが、我々不動産鑑定士は、その応援職員に対し、罹災証明書発行のための住家被害認定調査の講習を行うとともに、職員と共に実際の一次調査、二次調査を実施しました。
また、罹災証明書の発行会場においては、「発行」「一次調査の説明及び二次調査申込み」「相談」の三段階に分けての発行窓口設置方法の検討や、住民に対する調査内容の説明を行政職員と共に行うとともに、他士業による合同相談会を開催いたしました。その結果、南阿蘇村では近隣市町村に比べ説明不足による再調査の申請件数は少なく、罹災証明書の発行手続きが大きく遅滞することもありませんでした。
詳細な活動内容については「かんてい・TOKYO」2016.7.No.89に寄稿された佐藤麗司朗相談事業委員会副委員長及び木下典子委員の支援活動報告、派遣報告をご参照ください。
こうした活動を通じ、公益社団法人東京都不動産鑑定士協会は南阿蘇村職員からの信頼を得るに至り、この度、吉村会長が感謝状をいただくこととなりました。
当士協会では首都直下型地震に備えて一昨年から住家被害認定調査の研修会を継続的に行ってきました。そのため、今回の熊本地震への支援においては地元の不動産鑑定士に先駆けて上記のような支援活動を行うことができました。当士協会の活動を受け、地元熊本県をはじめとする九州・沖縄の不動産鑑定士達からも住家被害認定調査の講習を要望する声があがり、この度、熊本市において、九州・沖縄の不動産鑑定士に向けて南阿蘇村での支援活動報告及び住家被害認定調査についての講習(主に木造・二次調査について)を行う運びとなりました。
また、翌週には、当講習を受けた不動産鑑定士も南阿蘇村に入り、実際に住家被害認定調査及び類似の調査(非住家の公費解体、グループ補助金に関する調査)を行いました。
この記事及び翌週の九州・沖縄の不動産鑑定士と共に行った南阿蘇村支援活動の詳細については、次号の「かんてい・TOKYO」に寄稿させていただきます。

kumamoto20160902

南阿蘇村長野村長より吉村会長へ感謝状が授与されました。

kmamoto20160903

熊本にて開催した住家被害認定調査講習会の様子

ページの上部へ