相談事業委員会及び広報委員会が、当士協会他10士業が主催する
「10士業暮らしと事業のよろず相談会」に参加しました。
開催日時: | 平成28年10月22日(土)10:00~16:30 |
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開催場所: | 新宿駅西口広場イベントコーナー地下1階 |
公益社団法人 東京都不動産鑑定士協会 相談事業委員会委員長 吉田雅一
先月の10月22日土曜日、新宿西口にて10士業によるよろず相談会が執り行われました。主催者は弁理士会(幹事会)、不動産鑑定士協会、弁護士会、司法書士会、税理士会、社会保険労務士会、土地家屋調査士会、中小企業診断士協会、公認会計士協会、行政書士会で、災害復興まちづくり支援機構(http://www.j-drso.jp/)が共催者として参加しています。1人の都民の相談に、3人の専門家のチームを相談内容により組成する日本最大のよろず相談会です。相談員120名強、スタッフ80名強が参加しました。都民の相談類型は様々で専門家の相談員の派遣は約500件です。
今年は、相談会だけではなく、士業ゆるキャラ撮影会、クイズラリー等多彩な行事が会場を盛り上げました。圧巻なのは、1日3回行われた主催各士業のPRステージに出演した当士協会のダンスユニット「Ayumi&Monkeys」です。公式キャラクターソングにのせて踊っているのは、様々なテーマパークでMCやエンターテイナーとして活動するプロのダンサーのAyumiちゃんと、今年誕生した当士協会の丙申生まれのゆるキャラ「アプレイざるちゃん」と「コンさるくん」です。公式キャラクターソング「アプレイざる&コンさるソング~不動産鑑定士の歌~」は、作詞・作曲が当士協会吉村会長、歌は当士協会の職員でプロのオペラ歌手大柴朋子さんが担当しています。
当士協会のPRステージでは、初めに「Ayumi&Monkeys」の踊り、続いて5月から9月まで熊本地震の被災者生活再建支援に住家被害認定調査員として派遣された角田委員と長谷川委員による現地報告を行いました。
相談会に今までなじみの薄かった外国人観光客、小さな子供や家族連れ、若い女性達、40代~50代のビジネスマン等がゆるキャラに近づき握手をしたり、歩きながらスマホで写真を撮ったりして通り過ぎていきました。また、100人以上の方がクイズラリーに参加して、各士業団体から拠出されたプレゼントを受け取っていきます。
不動産鑑定士はどちらかというと地味な仕事で、あまり皆様に知られておりません。にもかかわらず、今までは特に外部へ広報活動を積極的に行っておりませんでした。昨年、同じ場所で行われた10士業よろず相談会では、他の士業団体が、タレントを利用したポスター等や、行政書士会のネコのゆるキャラ・ユキマサくん、弁理士会のはっぴょん、税理士会が呼んできた国税庁のゆるキャラ・イータくんを利用して積極的に都民に自分たちが皆様のために働くことができることをアピールしておりました。昨年度相談会終了後、相談事業委員会と広報委員会の合同委員会で、他の専門士業の積極的な外部広報活動を紹介し、その委員会の中で検討した結果、不動産鑑定士の仕事である「3A(スリーエー)」、①評価を意味する「Appraisal(アプレイザル)」、②分析を意味する「Analysis(アナリシス)」、③コンサルティングなどの助言・提案を意味する「Advisory(アドバイザリー)」を表現する、「アプレイざるちゃん」と「コンさるくん」が誕生しました。具体には両委員会からのメンバーからなる広報キャラクター検討PT(プロジェクトチーム)を立ち上げ、1年間準備して当日を迎えました。
そもそもよろず相談会は、平成5年3月に専門家士業団体の対外広報活動に係わる「意見交換会」が始まりです。相談会は平成7年から始まり、平成10年までは相談会と意見交換会等が両方行われておりましたが、平成11年からは相談会だけの開催となりました。昨年は、相談者があまり訪れない弁理士、公認会計士、中小企業診断士のミニセミナーが実施されましたが、今年は各士業のPRステージなど相談会以外のイベントが種々行われるようになりました。
来年は当士協会が10士業よろず相談会実行委員会の幹事会です。今年は、我々の力を入れたPRに注目が集まり、他の士業団体から質問を受けるなど、来年は他士業団体の巻き返しも予想されます。今年よりもさらに充実した内容の相談会となるよう準備を進めてまいりますので、都民の皆様、楽しみにしてお待ち下さい。
不動産鑑定士をPRする「Ayumi&Monkeys」
相談会ブースの様子